筋トレブログを運営したり、パーソナルトレーナーをやっていると、「脚を鍛えないと上半身の筋肉が大きくならないって本当ですか?」という質問をよくいただきます
そこでこの記事では、脚の筋トレと上半身の筋肥大に関係があるのか解説していきます
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脚を鍛えなくても上半身の筋肉は大きくなる
結論から言ってしまうと、脚(下半身)の筋トレをしなくても、上半身の筋肉は大きくなります
では、なぜそう言い切れるのか?
今から3つの具体例をあげていきます
①車いすの方でも上半身が筋肥大している
(画像引用:https://mainichi.jp/)
この方は車いすボディビルダーとして活躍されている大塚さんです
見てのとおり、胸や腕、肩が発達しているのが分かりますよね
それに、よくよく冷静に考えてみると
- 胸・・・チェストプレス・バタフライマシン
- 背中・・・ラットプルダウン・シーテッドローイング
- 肩・・・ショルダープレス・サイドレイズ
- 腕・・・インクラインダンベルカール・フレンチプレス
など、脚を使わなくてもできる種目が多いことにも気づきます
他にも車いすバスケットボールの選手もマッチョが多いですよね
②アームレスラー
(画像引用:https://vagabondblog.net/)
アームレスラー、いわゆる腕相撲の選手です
彼らの場合、踏ん張る力はいるので最低限の脚の力は必要ですが、体重制限があるため脚のトレーニングをしてない方が多いです
それでも上半身はデカくなってますね
③体操選手
(画像引用:https://matome.naver.jp/)
体操選手は、筋肥大のためにトレーニングしているわけではないですが、上半身の体つきは下手なフィジーカーよりかっこいいです
じゃあ脚はどうなのか?
あまり見る機会はないですが、加重してスクワットしてるとは思えませんよね
体操という競技上、体重は軽い方が良いので
筋トレ全体における脚トレのメリット
今まで紹介してきた例を見てもらえれば分かると思いますが、脚を鍛えなくても上半身は確実に発達すると言い切れます!
ただし、脚トレには筋トレ全体におけるメリットが3つあるんです
それを今から見ていきましょう
1.テストステロン値が上がる
脚の筋肉は全身の筋肉の6割以上を占めているので、他の部位に比べてテストステロン値が大幅に上がります
▼ テストステロン値が上がるほど、筋肥大に効果的であるという研究結果
- 腕トレだけするグループ
- 腕トレの前にスクワットをするグループ
この2つに分けて11週間トレーニングをさせました
そして11週間後に2つのグループを比べると、腕トレの前にスクワットをするグループの方が、筋力・筋肥大ともに成長していたんです
この研究結果から、筋肥大を効率的に行いたいなら、脚トレも取り入れた方が良いということが分かります
2.代謝が上がるので、ダイエットしやすい
先ほども書きましたが、脚の筋肉は全身の筋肉の6割以上を占めているので、脚に筋肉がつけばつくほど代謝が上がります
それに脚の筋肉は体積が大きいため、消費カロリーも多く、腹筋や体幹など、他の部位にも効くのでダイエットには最適です
3.忍耐力が身につく
脚の筋トレは他の部位と比べて、圧倒的にきついです笑(憂鬱になるレベル)
それでも脚の筋トレを続けることで、嫌なことから逃げない忍耐力が身につきます
この忍耐力というのは筋トレはもちろん、仕事など生きていくうえで大切なものなので、できるなら脚トレもやりましょう!
まとめ
以上が、脚の筋トレと上半身の筋肥大についての解説でした
脚を鍛えなくても上半身は発達しますが、脚トレには脚以外にもメリットがあるので、できることなら脚もしっかり鍛えていきましょう